
今日は朝から、ニュースでは台風24号や線状降水帯の話題が繰り返し報じられていました。
宮崎県でも線状降水帯が発生するおそれがあるということで、朝から速報も流れ、かなり強く警戒が呼びかけられていました。
最近は千葉県や東北地方などでも大雨による浸水被害が報じられていますので、「宮崎も大丈夫かな」と気にしながら一日を過ごしていました。
ところが、少なくとも私が今日過ごした都城市周辺では、結果的には心配していたほどの雨にはなりませんでした。
今日お伺いした山之口町でも査定中に少し雨は降っていましたが、大騒ぎするような降り方ではなく、何事もなくて安心しました。
もちろん、災害は何も起こらないことが一番ですし、早めに注意を呼びかけることも必要だと思います。
ただ最近、ニュースを見ていて「かなり強く警戒を呼びかけていたけれど、結果的には大したことがなかったな」と感じることが増えたようにも思います。
少し気になるのは、それが何度も続くことで、私たちの側に「今回も大丈夫だろう」という意識がついてしまわないかということです。
そして本当に危険な雨が迫っているときに、「またいつものことだろう」と判断してしまったら、それはそれで怖いことです。
天気、特に局地的な大雨を正確に予測するのは難しいでしょうから、注意を呼びかける側も難しいところなのでしょうね。
「何も起こらなくて良かった」と思う一方で、本当に危険なときの情報をどう受け止めるのか。
今日のニュースを見ながら、そんなことを少し考えました。
さて、そんな空模様を気にしながら、今日は都城市山之口町へ一戸建て住宅の査定に行ってまいりました。
今回ご相談いただいたのは、売主様が長年暮らしてこられたご自宅の売却です。
売主様がご高齢になられたため、次男様のところへお引っ越しをされ、ご自宅を売却することになったとのことでした。
長年暮らしてきた家を手放すというのは、簡単に決められることではないと思います。
これまでの生活やご家族との思い出もたくさん詰まっていることでしょう。
そうした事情もお聞きしながら、今日は現地を一つひとつ確認させていただきました。
今回の不動産は、一般的な一戸建て住宅とは少し規模が違います。
広い敷地に建物が2棟。
そして、さらに約2反7畝の畑があります。
こうした物件の場合、単純に「土地が何坪、建物が何坪だから○○万円」という計算だけで査定することはできません。
それぞれの建物の築年数や状態、土地の形状、接道状況などを確認する必要があります。
さらに畑については、宅地とは取り扱いが異なりますので、農地としての状況などについても確認していかなければなりません。
一般的な住宅地にある一戸建てとは違った視点で、査定価格や売却方法を考えていく必要がある物件です。
広い土地の査定をしていると、時々、
「これだけ広い土地だから、かなり高く売れるのでは?」
と思われる方もいらっしゃいます。
もちろん、土地の面積は価格を考えるうえで重要な要素です。
ただし、不動産は単純に「坪数×周辺の坪単価」だけで売却価格が決まるものではありません。
特に今回のように規模の大きな土地では、その広さを必要とする購入希望者がどのくらいいるのかという需要も重要です。
住宅を建てるために土地を探している方にとって、必要以上に広い土地は購入総額が大きくなりますし、購入後の維持管理も必要になります。
そのため、土地が広いからといって、一般的な住宅用地と同じ坪単価で計算できるとは限りません。
査定では、土地そのものを見るだけではなく、「この不動産を実際に購入するのは、どのような方だろうか」というところまで考える必要があります。
今回の売主様のように、ご高齢になったことをきっかけに、ご自宅の売却を検討されるケースがあります。
例えば、
など、売却を考える理由はさまざまです。
特に長年住んできたご自宅の場合は、単なる「土地と建物」ではありません。
ご家族との思い出がたくさん詰まった大切な場所です。
だからこそ私は、価格だけをお伝えして終わるのではなく、なぜ売却するのか、これからどうされたいのかということもお聞きしながら、売却方法を考えることが大切だと思っています。
今回の物件には、約2反7畝の畑があります。
「家と畑をまとめて売りたい」と考えられる方もいらっしゃると思いますが、農地が含まれる不動産については、一般的な宅地だけの売買とは違う確認が必要になる場合があります。
そのため、まずは登記の内容や現況、農地の状況などを確認し、そのうえでどのような売却方法が考えられるのかを整理していきます。
「畑があるから売れない」と最初から決めつける必要はありません。
反対に、「家と一緒だから普通に売れる」と簡単に考えることもできません。
物件ごとの状況を確認してから判断することが大切です。
私は不動産の査定をするとき、査定価格を出すことだけが仕事だとは考えていません。
大切なのは、なぜその価格なのか、そして実際にどのように売却していくのかです。
今回のように、建物が2棟あり、広い土地と畑まである物件であれば、一般的な一戸建てとは購入される方も違ってくる可能性があります。
高い査定価格を提示するだけなら簡単です。
しかし、実際にその価格で購入してくださる方がいなければ、売却にはつながりません。
私はこれまで都城市を中心に500件以上の不動産売買取引に携わってきました。
その経験も踏まえながら、地域の相場だけではなく、物件の特徴や需要を考え、売主様にとって現実的な売却方法をご提案したいと思っています。
山之口町のような郊外の不動産は、都城市中心部の住宅地とは需要や価格の考え方が異なることがあります。
特に、
といった不動産は、一般的な住宅とは違った売却方法を検討した方がよい場合があります。
「こんなに広い土地でも売れるのだろうか?」
「家と畑を一緒に売ることはできる?」
「高齢になって管理が難しくなってきたけれど、何から始めればいい?」
そのような段階からでも構いません。
まずは不動産の状況を確認して、売却する場合の価格や方法、必要になる手続きなどを一つひとつ整理していきます。
今回も、長年暮らしてこられた大切なご自宅です。
売主様のお気持ちを大切にしながら、山之口町という地域の需要と物件の特徴を踏まえ、これから査定価格と売却方法をしっかり考えていきたいと思います。