築古住宅の“夏チェック”ポイント|シロアリ・カビ・熱気に要注意!
築20年以上の家を見学・購入検討するとき、夏だからこそ見えてくる“注意点”があるのをご存じですか? 暑さや湿気の多いこの季節は、建物のコンディションが浮き彫りになりやすいタイミングです。今回は、中古住宅や空き家を内覧する際に注目すべきポイントと、事前にできる対策をご紹介します。
1. シロアリ被害のチェック
夏場はシロアリの活動が活発になる季節。特に木造住宅では要注意です。
- 床が“ふかふか”する箇所がないか
- 基礎部分に土の道(蟻道)がないか
- 浴室やキッチン周りの床下に異変がないか
心配な方は「住宅診断(インスペクション)」の活用がおすすめです。
2. カビ・結露の痕跡
宮崎県のように湿気の多い地域では、通気性の悪い築古住宅ほどカビが発生しやすくなります。
- 押し入れや収納の中がカビ臭くないか
- 壁紙の裏にシミや膨らみがないか
- 北側の部屋の壁・天井に黒ずみがないか
換気設備や断熱材の有無でカビのリスクは大きく変わります。
3. “熱がこもる”間取りや構造
夏の内覧で最も「リアルに体感できる」のが熱のこもり方です。築年数の古い家では断熱材が入っていないことも多く、2階や西側の部屋は特に暑くなります。
- 2階の室温が異様に高くないか
- 日差しの入り方と窓の位置
- 風通し(窓の対角線配置など)
現地見学は、あえて14時前後の暑い時間帯に行くと状態がよく分かります。
4. 夏だからこそできる対策
築古住宅は「悪い」ではなく、「知って備える」が大切です。
- 換気扇や24時間換気の設置
- 床下調湿材・防虫処理
- 二重サッシや遮熱カーテンの導入
- 壁紙の張替え時に防カビ処理
まとめ
夏の中古住宅見学は、“見えないリスク”が露呈しやすい大切なタイミングです。 特に築20年以上の物件を検討している方は、暑さ・湿気・虫への対策をしっかりと見ておくことが安心購入への近道です。
気になる物件があれば、ぜひ一度ご相談ください。拓新リアルティでは、現地での丁寧なご案内と住宅の状態に応じたアドバイスを行っております。