ひと昔まえであれば、銀行の商品はどこにいっても一緒でした。
『護送船団方式』というやつで、財務省の指示通りに業務する業界だったのです。
しかし、今は違います。商品は自由化していますので、定期預金の金利も、住宅ローンの商品性や金利なども、銀行によって違うのです。
だからこそ、「まあ、この銀行がメインバンクだからここでいいや」と簡単に決めずに、住宅ローンに関する情報はしっかり集めてください。
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まず、金利です!
金利は銀行によってかなり差があります。また、金利の優遇サービスをしている銀行が多くあり、その優遇条件にも違いがあります。
一例として3つの金融機関を並べてみました。2016年8月の各金融機関の住宅ローンの10年固定型の金利です。
金融機関名 | 10年固定の金利 |
宮崎銀行 | 1.10% |
宮崎太陽銀行 | 1.75% |
都城信用金庫 | 2.00% |
・たとえば、借入金額2,000万円・返済期間35年・金利が1.10%で月々の返済額を計算すると、
当初10年間の月々の返済額は・・・ 57,394円
・借入額2,000万円・返済期間35年・金利が2.00%であった場合の月々の返済額は、
当初10年間の月々の返済額は・・・・ 66,252円
銀行が違うだけで月々の返済額がなんと、月々8,858円も差があり、
仮に35年間同じ金利で返済した場合、総額372万円も異なります。
新車が1台買えそうですね!
住宅ローンは大きなお金を長い期間借りるローンです。少しの違いと思っていても、結果的には大きな相違になっています。
もちろん、ローンの条件や優遇の条件などがありますので、必ずこの金利になるものではありませんし、金利は変動しますので現在の金利はちゃんと調べてください。
次に、手数料の違いです。
住宅ローンには、借りる時にかかる手数料と返す時にかかる手数料があります。
返す時の手数料は「繰り上げ返済手数料」「一括返済手数料」などがあります。
この中の手数料には、「絶対にかかる手数料」「ほとんどの銀行で必要な手数料」「銀行によって必要不必要が分かれる手数料」の3種類があります。
絶対に必要なものは、抵当権設定登記手数料と印紙代です。これは司法書士の手数料と法的に決められたものなので、仕方なしですね。
ほとんどの銀行でかかるのは、事務手数料と一括返済手数料ですね。
問題はそれ以外。結構あるでしょ?銀行によってかなり違いがあるのです。
ここ住宅ローンの候補銀行がいくつかあるのであれば、手数料はしっかり見てください。
手数料を保険料などは金利に含めている場合もありますので、注意してくださいね。
以上のように、住宅ローンの金利と手数料は金融機関によって大きく違いがあります。
住宅ローンの借り入れを検討されている方は、しっかり比較検討して、できるだけ有利な条件でローンを借り入れしましょう!
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