住宅ローンの賢い返し方のコツを説明しましょう。
ポイントは繰り上げ返済です。
1.繰り上げ返済はできるだけやりましょう。
住宅ローンは『元利均等返済』という返済方法が一般的です。
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毎月の返済額は一定で、その中で利息と元金の割合を変える方法なのですが、住宅ローン前半の返済額の割合は利息が多くて元金が少なくなっていて、後半に行くほど元金の割合が増えていきます。
つまり、毎月返済はしているものの利息ばかりで元金は減らないということです。
しかし、繰り上げ返済をすれば全部元金に充てられます。
50万円繰り上げ返済すれば30万円が利息に充てられる!ということは無く、50万円借入の残高が減るのです。
利息は、借入残高に利率を乗じて計算されますので、少しでも元金を減らしておく方が、支払う利息が少なくなるということになります。
ただし、繰り上げ返済手数料が必要な場合がありますので注意してください。
繰り上げ返済手数料が不要であれば、10万円でも繰り上げ返済した方が得です。
繰り上げ返済手数料が必要であれば、細かく返済せずに例えば100万円などある程度まとまった金額になってから返済しましょう。
繰り上げ返済すると、返済した分で期間を短縮するか、毎月の返済額を減額するかを選択することができます。
この両者で選ぶなら、絶対「期間短縮」がお得です。
期間を短縮すると、短縮された期間分の利息を払い必要が無くなります。
しかもその短縮される期間は期間最終が前倒しになるのではなく、短縮される期間分が中抜きされるのです。
例えば、毎月10万円返済しているとして、その半分が利息だとしましょう。
50万円繰り上げ返済すると、元金返済部分の5万円×10回の期間が短縮されるので、その10回分の利息は払わなくてよくなるのです。
つまり、利息5万円×10回で50万円の得。元金は50万円減っていますので、50万円繰り上げ返済した効果は100万円になります。
返済額減額は金利面での効果は薄いですが、もし給与の減額などで毎月の返済が厳しいのであれば、有効な手段です。
正当な方法での減額ですので、ネガティブな借り入れ条件の変更にはなりません。
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