不動産の購入には多額のお金が必要です。
そんなお金をポンと払えればいいのですが、数百万円、数千万円もお金を出せるかというと、現実はそうもいきません。
そこで登場するのが、住宅ローンです。
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「自宅として住むための物件」であれば、基本的に住宅ローンを利用できます。
新築や中古の一戸建てでもマンションでも、自宅建築用の土地購入でもOKです。
ただ、物件によって条件が変わることはあります。
例えば、住宅ローンの借入期間は建物の耐用年数に影響されます。
築年数が古いほど住宅ローンの借入期間は短くなり、一定期間を超えた建物は借りることができません。
また、物件の状況によって担保としての価値が変わることもあります。
例えば、道路に面していない物件は担保価値を算出する「路線価」が出ないことがあるので、担保価格を出せなくなりローンができないことがあります。
また、一部を店舗として利用する店舗付き住宅は、店舗部分は自宅ではありませんので、その部分の住宅ローンを借り入れできない場合もあります。
(トータルコストの考え方)
住宅ローンのコストで最も大きいのは「利息」です。
今は長い低金利時代が続いていますので、利息は最小限に抑えられていますが、今後金利が上昇局面にならないとは限りません。
もし上昇の兆しがあれば、金利は固定金利に変更した方がいいですね。
金利は気にされる方が多いと思うのですが、手数料はどうでしょうか?
特に、借りた後に繰り上げ返済をした際にかかる「繰り上げ返済手数料」。
これは結構重要です。
「繰り上げ返済するたびに1万円」では、もったいないですね。
最近では繰り上げ返済手数料無料の銀行もありますので、要チェックです。
住宅ローンは長期間借りるローンですので、ちょっとした費用が結果的にかなり嵩んでしまいます。
トータルコストには注意しましょう。
(優遇条件)
住宅ローンを借りると、大体の銀行では「優遇条件」を付けて金利を下げています。
この「優遇条件」の具体的な条件についても、きちんとチェックしておきましょう。
例えば、自身の属性(職業や収入など)が変わることで優遇条件が変わったりしないか。
毎月の支払が遅延することで優遇が外れたりしないか。
そもそも、優遇条件に期限は無いか。
などです。
条件がある場合は、返済期間中にそれを外さないように注意しましょう。
有期の条件であれば、そちらを選択するのもアリです。
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